多くの方があまり体験したことがないであろう海外での入院生活。病院事情、病院内部、そして衝撃のマルタの病院食をご覧ください。

明日手術予定が延期となり、結局計5泊することになったマルタ病院生活2日目。

 

■マーテルデイ病院内を探訪

 

昨日16時頃にマーテルデイ病院の緊急外来入り。

緊急入院となり一夜明け、丸一日経たずしてすでに暇になり病院内を探索した。

腕は骨折しているものの、ほかの部位や内臓は元気。右腕以外は体を自由に動かせ歩けるため、暇を持て余していた。

マーテル・デイ病院,マルタ

病院の正面玄関。病院内案内図の電子版があります。

マーテル・デイ病院,マルタ

正面玄関入っての総合受付。緊急外来でなく、通常の診察はここで受付を行います。

マーテル・デイ病院,マルタ

何箇所もある診察室の待合い。さすがマルタで一番大きい国立病院だけあって、院内は広く、最初は慣れずに迷子になりそうだった。

マーテル・デイ病院,マルタ

私がいた入院病棟はYellow Words。各棟が色分けされて、分かりやすくなっている。受付までは、エレベーターを乗り継ぎ、違う棟をいくつか移って5分ほどかかる。

「Ward」って病棟って意味なんですね。初めて知りました。

普段話す生活レベルでの英語や、旅行英語では使わない、医療英語にこの後たくさん触れることになり、同じ英語でも医療英語って全く別物なんだ…!と思い知らされることに。

 

 

こちらは売店。マルタ空港やヴァレッタなど、マルタ内で何店舗ももつアジェンダブックストアが入っていた。

新聞、雑誌、4枚目の写真は昨年まで1期5年務めたマルタの女性大統領マリールイーズ・コレイロ・プレカさんの本まで売られていた。

立ち読みして暇つぶしするには、種類豊富でよかった。

 

生活用品も豊富。シャンプー、ボディーソープ、ボディクリーム、ヘアケア製品、女性用生理用品。お風呂に入れないため、ウェットティッシュや大判のワイプ類が売られているのは助かった。

マルタでおなじみのクラッカー「ガレッティ」↑を始め、スナックやチョコレート。カップではないインスタントラーメンまで売っていたが、院内でどうやって調理して食べるのだろう…と不思議だった。(患者ではなく看護師さんたちが食べるのかな?)

 

売店向かいにあるカフェテリア。

席もたくさんあり、患者やその家族らが利用。サンドイッチ類や、ちょっとした軽食も販売。

病院であってもここはマルタ、やっぱりカプチーノは欠かせない。病室で紅茶かコーヒーを出されるが、申し訳ないが飲めたものではなく…3時のコーヒーのお口直し。

 

入院病棟は、このようにフリーWiFiがサクサク使え快適、外部と連絡は問題なく取れて安心だった。

入院病棟以外の、受付や一般診察に来る人達のエリアは、ややフリーWiFiが弱く使いづらかった。

↑スマホのひび割れは、転倒時のものではありません。念の為…。

 

 

■病院の朝は早い。起床時間は朝5時!

 

マーテル・デイ病院,マルタ
5:10 起床。

体調チェック、血圧、体温、脈測定のため看護師さんが訪れ、眠くても叩き起こされる。

前夜21:00の消灯時「明日手術なら早く寝なさい。朝早いわよ」と隣のおばあちゃんに諭された意味が分かった。5時は早いわ!

目は半開き、頭が全く起きていない状態。なのに体調チェックの質問に、英語で受け答えするという、まるで英語のスパルタレッスン。意識朦朧でも英語って話せるんだ…と自分に驚いた。

 


この朝5時の時点で先生より「手術は今日でなく月曜(2日後)にする」と告げられる。

「なぜ?」の問いに、「Because many car accidents happened.」マルタではたくさんの車の事故が起き、ケガや治療の内容により手術の優先度が変わる。

命の別状はない、ただの骨折だから優先度が下げられるのも当然。

今後についての話をされ「手術後少なくとも2週間は安静にして、再来院して軽めのギブスに取り替えたら帰国できる」と言う。

「日本へのフライトは何時間?」と聞かれ「16,7時間」と答えると、ドクターと看護師さんに無言で「マジか…」という顔をされ長時間フライトでのギブス着用を心配される。

そりゃマルタの人たちにとったら「16,7時間」飛行機で移動するなんて想像できないだろう。
イタリアなんて1時間ほど、その他ヨーロッパだって3〜4時間あれば他の国へいけちゃうから「16,7時間」なんて未知の世界だ。

私が予約している帰国便のフライト(ミラノ→日本)は7/4発だが、「手術後から2週間は満たないが、10日後だしまあ大丈夫だろう」と、順調に行けば予定どおり帰国できることを告げられ早朝の体調チェック終了。

 

この体調チェック、血圧、体温、脈測定、1日に朝1回かと思いきや、1日に4〜5回あるんですよ!!!

昼寝してようが、夜中に寝ていようが、構わず来る(当たり前か。)

チェックする看護師さんは毎回変わる。人は変わっても毎回同じ質問をされるのだが、そうすることによって、ちょっとした変化に気づけるようにするためだそう。

意外としっかりしているんだな、マルタの病院。と関心した。

 

 

■マルタの病院食

 

海外での怪我や入院が初めてだけではなく、入院自体が人生で初体験。

病院食ってどんなだろー。しかもマルタ―♪ワクワク♪していた。

が、だんだんと毎日辛くなっていく。

 

▼朝ごはん
チーズサンドウィッチ&紅茶

マーテル・デイ病院の食事,マルタ
9:00 早朝5:00の体調チェックから二度寝をしていたが、朝食を配られ起こされる。

「Tea or coffee? And sandwiches?」と聞かれ、昨日初めて飲んだコーヒーがまず過ぎたため、ティーをチョイス。ティーバックの紅茶だが、逆にハズレがなく安心。

サンドイッチには、マーガリンを塗った食パンにチーズを挟んだもの。野菜がひとつも入っていない…。

しかしチーズがやたらうまいので、シンプルに美味しく感じた。

本来手術予定だった今日に備え「前日ミッドナイト以降は、食べ物のみならず水も飲んだらダメ」と言われ、絶食後の空腹すぎてなんでも美味く感じたのかもしれない。

 

▼昼ごはん
ショートパスタwithトマトソース
ほうれん草のムース
マッシュポテト
ブロッコリーとカリフラワーのスチーム
パン
チョコレートオレンジマフィン

マーテル・デイ病院の食事,マルタ

こんな↓蓋をして食事は出されます。

マーテル・デイ病院の食事,マルタ

11:45 昼食

骨折して初めてのフォーク・スプーンを使っての食事。利き手でない左手で食事する事の難しさを感じる。

病院食なのに炭水化物多くね?というマルタらしさ。。。

ほうれん草は味が薄いが、栄養を摂るため頑張って食べた。茹でた野菜は普通。マッシュポテトが唯一美味だった。

ショートパスタは…ああ今頃本来なら、ヴァレッタにあるゼロセイの美味しいパスタを食べらていたのに、と頭ではゼロセイの絶品アマトリチャーナを思いながら、病院食のショートパスタを食べた。

 

▼夜ごはん
チキンピカタ
マッシュポテト(本日二度目)
ブロッコリーとカリフラワーのスチーム(本日二度目)
パン
生クリーム入りパン

マーテル・デイ病院の食事,マルタ

真っ白やん。。。

しかも、パン(食事用)とパン(デザート用)って。笑

病院食なのにバランスは考えないのがマルタ流。

1日にして、マルタの病院食のパンチ力を感じた。

 

 

■入院で必要なもの

 

13:00 部屋を移動。

昨日緊急入院した際は、today’s last bedと言われ病棟に空いたベッドが一つしかなく、仕方なく症状違いの6人部屋に入ったらしい。

骨折などの怪我人ではなく、ボケたおじいさん、おばあさんの部屋だったため、大変だったでしょ…と言われる。

「今日はいくつか空くので、もっと良い部屋に移れるよ」と6人部屋から、外科患者用の隣の4人部屋へ移動した。

 

 

13:30 昨日病院まで連れ添ってくれた友人が、物資を持って訪問。

明日は手術、その翌日すぐに退院できると思っていたが、手術が延期となったため、自分のスーツケースから必要なお泊りグッズを友人に持ってきてもらった。

前日からパスポート、お財布、クレジットカード、携帯、化粧ポーチ以外は何も持っていなかった。化粧も落とせずお風呂も入れず、服は怪我した時のまま。

腕には、名前と患者番号(受付時に病院で割り振られる)と性別が書かれたタグを装着されていた。

友人が、頑張って覚えた日本語で名前を書いてくれた手紙↑。中身は、友人のお母さんからのメッセージ。

友人家族とは面識はないが、異国の地で怪我して大変な思いをしているだろうと心配をして書いてくれたそう。子供の友人まで気にかけてくれるとは、いかにも家族の絆、人とのつながりを大切にするマルタ人らしさだと感じた。

 

これが、友人に送った、病院へ持ってきてもらったグッズリスト。

めちゃくちゃな英語で、ミスがあるのはスルーして頂きたい…。

メガネ、パソコン、充電器、日焼け止め、歯ブラシセット、下着、服、靴下(クーラー冷え冷えで寒い!!)、靴、スリッパ、洗顔やボディーソープ類。

海外の入院生活で必要なもの

暇すぎてしょうがないので、ミラノで買ったサルディーニャ島のガイドブックと日本から持ってきた小説を読む。

サルディーニャ島ガイドブック,イタリア

初めての入院生活で何もかもが新鮮。だから楽しめた。

マルタ在住者の方に言わせたら…「あそこの病院は動物園だよ!よく寝れたね!」と感心された。

日に日に過ごす度に、その言葉を理解できるようになるのだった。

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