4:23 腕の痛みで目が覚める

金属とボルトで固定した骨の痛みと、開いた傷の痛みが加わり半端ない。
骨折から手術までの4日間、折れたままの腕はそこまで痛くなかったのに。



5:00 ウトウトしていると、検診の看護師が電気をつけ病室が明るくなる

配られた痛み止めを飲み、二度寝を試みる。
何となく眠れたが、私の向かいのベッドにいる独り言マルタ人婆さんの声がずっと響いている。

この動物園のような病室とも今日で最後。

マーテル・デイ病院,マルタ

 

 

■退院準備

 

8:30 シャワー

「体洗う?」と言われ、「体もだけど髪も洗いたい」とリクエストすると初めて髪の毛を洗ってくれた。

洗うタオルは貸すが、拭くタオルは自前でといわれる。衛生的な理由からか。

バスルーム内で、椅子に座り、パンツ以外は脱ぎ、洗面台に頭を垂れ下げて洗髪。

7日ぶりの洗髪!と喜びもつかの間。洗い方がさわさわといった超ソフトタッチで、ちゃんと汚れが取れるのか心配に。

洗髪後、適当な手さばきでバスタオルで髪を拭かれ、首や肩に水が滴りベチョベチョなまま体を洗う。

マルタ人の雑さよ!!

洗い終わって着替え時、ユニクロのブラトップを見て「これは何?どこで売ってるの?」と看護師が興味津々。

「日本で買ったやつだよ」
「これいいね、着るの楽だし、胸の小さい私が着てもちょうどよく見えそう」

マルタ人にしてはとてもスリムな女性だった。

マルタ人だけでなく、マルタに居る外国人は、タンクトップやキャミソールに、ブラ紐まる見え&ブラ透け透けで歩いている人多数。

暑いからそのような格好は分かるが、見えすぎ(見せすぎ?)じゃね?と心配になる。

ユニクロがイタリアにオープンしたが、マルタにも出来たら売れるかな?高いと買わないだろうな。

 


そういや、同部屋の患者から、スリッパも褒められました。

機内と宿で履く用に持ってきていた普通のスリッパです。

「何?その履物は!?」見たことないこの世のものでも見るかのように興味津々。スリッパという概念がないのか?

みな病室で靴はどうしているのかというと、暑いから裸足かサンダルだった。

ブラトップにしろ、スリッパにしろ、日本製の凄さを思い知る。

 

 

■マーテルデイ病院、6/26の病院食

 

▼朝ごはん
7:30 朝食。いつものティー、ヨーグルト、パンにミルク。

ヨーグルトとミルクが配れる人そうでない日があり。カルシウムが必要なのに、なぜその2つをを必須で配らんのか!?と毎日疑問だった。

明日の晩御飯メニュー希望を聞かれたが「私、今日退院だから」と伝えると
「持って帰って家で食べるか?」と言われる。(お気持ちだけで充分。)

 


▼昼ごはん
11:30 昼食
ポテトとスモークサーモンのサラダ
野菜スープ
オレンジ
パン

マーテル・デイ病院の食事,マルタ

初めて生野菜サラダとフルーツが出てきた。

しかしサラダは、今欲しいやつじゃない。ポテトコーンサーモンのマヨ和えこってり味。そうじゃない、もっとさっぱりしたやつー!

オレンジは丸々出され、「Do you need help?」「Of course!! I can’t remove peel」 と言い、ナイフでオレンジをカットしてもらう

これが、最後の病院食となった。

 

 

■退院、支払い手続き

 

ドクターの診察を待つ間、荷物の片付け。

マーテル・デイ病院病室,マルタ

サンダルはさすがに捨てました。

↓このツルツル底ホントに危険です。マルタで歩く際はお気をつけ下さい。

マルタで骨折した時のサンダル

片付け完了後、ひたすらネットをしながら再びドクターを待つ。

あまりにもやって来ないので「何時に見に来てくれるの?」と受付に聞きに行くも、確認するから待っとけと言われるだけ。ひたすら待つしかなかった。


14:30 やっと医師が来る

何か特別なことを聞けるのかと思ったら、前日に告げられた事を聞くだけ。

研修生に連れられビル=請求を支払いに、Billing Place=支払い精算場所へ連れて行かれる。

この正規のBilling Placeは午後14:00まで。受付終了しているからと、別のBilling Placeへ移動。

支払ったのは、

・手術代
・入院費
・X線レントゲン撮影
・最初に緊急外来で払ったデポジットを差し引き
・モスタでのクリニックの支払いも合わせて

このBilling Place、とても小さな場所で窓口は1つまたは2つしかない。
なのに、6〜7人並んでおり待つしかない。

自分の計算を待っていると、締切時間の15時になり、いきなし「クローズするからそこどけ」と言われる。

私は、最後の滑り込みだったので精算できたが、次に来た人は「もうレジは閉まった明日来い」といわれ、帰される始末。

えぇー!せっかく病院まで来て、帰らされるの!?とびっくり。15時て早くない?

私もあと数分遅れていれば、支払い出来ずまた来ないといけなかったと思うと恐ろしい。

 


支払いを済ませ病室に戻ると、マルタ人友人が迎えてに来てくれていた。

最後に病棟受付で、医者の診断書、領収書、薬をもらい、詳細な説明を再確認する。

・薬は、痛み止め2錠を6時間おきに1日4回、さらに痛い時の1錠を8時間おきに1日3回、眼のクリームは1日3回。

・再診は、11日後の7/8。レセプションに行き診察受付、その後病棟でなく普通の外科へ行き診察し、2度目のX線レントゲンを撮る

その際、医者の診断書などこの資料一式が必要なことを告げられた。

診察時に資料を渡すかもしれないから、帰国後の保険請求用などにコピーを何部か多めにとっておけと言われる。

これ↑無いと請求できませんので、マジで重要です。
ロストバゲージも考えて、①病院渡す用、②スーツケース用、③手荷物用、④予備、と4セット後日コピー取りました。

マルタ語で友人が説明を聞き説明してくれたのと、私が心配な点を細かくマルタ語で通訳してくれたので不明点はクリア。こういう時、やはり地元の言語に限る。

 

 

■退院、支払い手続き

 

15:30 友人宅着

荷物をまとめるのに30分かかった。
片腕でパッキングする大変さよ!!

2週間の療養先は、在住者の方々が手配してくださり、『まるごとマルタのガイドブック』でも取材し、HISさんの『リセット旅マルタ』のアクティビティでもお世話になっている料理教室のマルタ人先生宅に決まった。

気心知れいているのもあるし、住みやすく土地勘のある場所だし、何より料理が美味しいので、病院室の粗食で過ごした日々から栄養を摂って回復できるだろうとの心配りから。

率先して手配を進めてくださった在住者の方にも、受け入れてくれた先生にも感謝だ。

帰国ではなくとりあえずマルタ内での移動のため、スーツケースへ簡易で雑な入れ方と、紙袋にざっくり詰め込んだだけなので30分で済んだが…。
帰国時のパッキングの事を考えると…頭がクラクラした。

色んな物を捨てて、極力身軽にして帰ろうと思った。日本での空港から家までの移動も気が重い。


16:00 友人宅出発

 

 

■療養の滞在先は料理教室先生宅

 

16:30 先生宅に到着

友人は、コメディショーに出ており、そのリハに遅れるとの事で荷物だけ下ろして、その場で別れた。

先生宅は3階建ての立派なマルタ式のお家で、1階の部屋へ通される。

一番大きなシャワールーム、1階で太陽が直射しないから一番涼しい部屋。
窓を開ければ中庭もある、オットマン付きチェアもある。
ソファベッドだが、トイレ&バスが同じフロア内で済み、階段を使わなくてよいのが楽チン。

そこまで配慮して、部屋を用意してくれたのだろう。

 


19:00にディナーと告げられる。

その時間まで、2週間の自分の部屋としての居場所作りをした。


久々に美味しくまともな食事を食べた。
チキンの煮込み、ハーブたっぶりスパニッシュオムレツ、玉ねぎトマトジャガイモの煮込み、マルタパン

マルタ人料理教室の先生のマルタ料理

ホームステイの受け入れ先でもある家のため、留学に来ていたスペイン人親子と共に4人で夕食。


左手でフォークを使う食事はまだ慣れず、子供より食べ方が汚い。

病室ではバスタオルを前掛けにして汚れないように食べていた。

ここでもそのようにしようとタオルを取りに行こくとすると、よだれかけのような小さな子供エプロンをかけてくれた。


夕食後に痛み止めを服用。
眠気と疲れと、やっと家で1人で過ごす安心感から横になると、お風呂に入る気力体力がなくなった。
眼をつむるとそのまま寝てしまい、目が覚めたのは朝5:00

電気をつけっぱなしで寝ていた。

コメントを残す