■引きこもり生活
療養生活4日目。毎日鬱々として、体を動かさず疲れないからあまり眠れない。
朝起きて、カーテンをちょこっとだけ開け、こんな暗闇の中で朝食のオレンジジュースを飲んでいた根暗な療養生活。(↑このInnocentてブランドのジュース、加工された味でなくフレッシュで美味しい!最近日本のコンビニでも見かけるようになりました。)
昼食は、ホストと二人で昨日のベイクドライスの残りとサラダ。
それに、前日till lateで買ったチスクビールを飲みたく、久々のアルコール。一人では飲みきれないと、ホストと分け合った。
ホストの料理はいつも野菜をふんだんに使う。
『リセット旅マルタ』のツアーアクティビティの料理教室でも、旅行中はどうしても野菜不足になってしまうため、日本人の方に喜ばれる。
15:30 ヴァレッタ在住で、『まるごとマルタのガイドブック』で現地取材協力してくださったマサさんが家を訪れた。
今日は留学のお仕事で、この家にホームステイする留学生を連れて。
すでに滞在中のスペイン人親子に加えて、今日から日本人の女の子がやってくる。
マサさんとは、色々話し込み結局17:00過ぎまで玄関先でおしゃべりした。私、話し相手が欲しかったんかなぁ。
■日本人留学生Kちゃん
18:50 3階から夕飯の呼び声
日本人留学生Kちゃんと初対面。
留学初日だが、英語をすでにちゃんと話せ、積極的に自分からも話しかけようとする笑顔がステキな子だ。
今日の晩ご飯は、大皿から自分でセルフで盛るバイキングスタイル。
ヘルシー美味しい料理がたくさん並び、病院食で足りていなかった野菜を補充するようにおかわりして食べた。
マッシュルーム・エッグ・オニオンの炒め物
トマト・バジル・ラディッシュサラダ
キャロット・レーズンのカレーパウダーサラダ・クスクス
オリーブ
パイナップル
キニー
マルタパン
「Nobody drink Kinnie…」とホスト。私とホスト以外、誰もキニー(写真右上のマルタの炭酸飲料)を口につけない。
苦手な人、多いですよね。私は好きだけどなぁ、甘すぎない炭酸でさっぱり味のキニー。
食後「みんなで夕食をとった、どうやって過ごしたらよいか?」Kちゃんが聞いてきた。
Depends on you. 宿題したり明日の準備、近所散歩とか…と、特に食後のルールや門限などはないので、自分の思うように過ごしたらよいよ、と伝えた。
■夕方のルーティン、食後のジェラート
夕食を終え部屋に戻り、日が沈んだ20:00頃、留学初日で過ごし方が分からなそうだったKちゃんをジェラートを食べに行くか誘ってみた。
「クーラーがなく暑くて寝られないから一緒に行く」とおでかけ。
家の中では英語を使って会話していたが「外に出てからは(スムーズだから)日本語で話す?」と、念のため確認をとって日本語で会話した。
ホストは「英語の勉強をしに来ているんだから」と、家の中では母国語で話さないよう生徒たちに促しているため、この日以降もKちゃんとは家では英語、外では日本語を使っておしゃべりした。
ジェラートは、スリーマにあるドルチペッカーティで。
▼Dolci Peccati ドルチ ペッカーティ
243e Triq It – Torri, Tas-Sliema, マルタ
・ジェラート2スクープ €2.90
バルータ湾まで散歩しながら、周辺エリアを軽く説明。
Kちゃんは3月に大学を卒業し、働き始める9月までの待機期間、マルタに3週間留学する。以前はアメリカ、イギリスに数週間留学経験があり、それですでに英語を話せるようだ。
Kちゃんは、私の事や著書のガイドブックの事を全く知らなかった。
それは、ある意味ありがたかった。
テンションが落ちて通常モードではない自分。何も知らない人として接される方が、今は楽だった。
昨日と同じくtill lateで水など必要物資を調達。2019年は、チスクビールの会社創立90周年を祝うデザイン缶が売られていた。
彼女からは「初日から日本人の人に会えて、案内してもらえてすごくありがたいです!」と言われたが、気兼ねく誰かと話したかったのは私の方なのかもしれない。
2週間、一人で引きこもって鬱々と過ごすだけかなと思っていたが、留学生Kちゃんと話せたおかげで、少し心に明るさが戻ってきた。
ケガをしなければ私は、すでに1週間のマルタ滞在を終え、ゴゾ島に滞在後、イタリア・サルディーニャ島に行っているはずだった。
こうして出会ったのも、ケガのおかげ。
ケガがなければ引き合わせられなかったかと思うと、出会いって不思議ですね。