この日の日記は、iPhoneのメモ帳に残っていなかった。

撮った写真と、Googleカレンダーを見て推測できるのは、引きこもって過ごしたこと、日記を書くほど何も起こらなかったか、書く気力がないほど気持ちが落ちていたか。療養生活5日目。

 

 

■虚無の一日

 

日記はメモ帳になかったが、「今日やることリスト」だけは残っていた。

 


▼今日やることリスト
・●●さんへお礼
・ミラノで泊まったエアビーの感想書く
・●●へ仕事の請求書
・病院へピルの確認
・カタール航空帰国便キャンセル
・海外傷害保険の確認(条件、生活時の食料品・宿・移動代、帰国便)

 

バタバタと退院し、退院後の療養先で居を構え、やっと落ち着いてきたので溜まった事務処理に取り掛かった。


・●●さんへお礼
入院時にお見舞いに来てくださった方々への御礼と近況報告。

・仕事の請求書
本当は6月末に各社へ送らないと行けなかったが、骨折・手術・入院・退院して落ち着いたら、もう7月。月をまたいでしまったため、お詫びのメールと共に。

・病院へピルの確認
手術時にピル(経口避妊薬)の話を書いたが、日本から持ってきたピルが、残り少なくなってきた。
7/4に日本へ帰国予定だったため、予定分+予備3日分の量しか持参せず。
日本の病院へ電話確認したが、腹が立つ対応だった。

以前、マルタ留学している方から、ピルに関するお問い合わせを頂いた事もあり、海外生活&留学時には女性にとっては大事なピルのこと。結果的に、マルタのクリニックでピルを購入したので、購入方法など詳しくは後日記載。

・カタール航空帰国便キャンセル
手術から最低2週間(手術日6/25から数えると最短7/9)は飛行機に乗れない。7/4のフライトはキャンセルせざるをえなくなった。

・海外傷害保険の確認
療養中に保険対象物、帰国便の取り直しは対象か?など疑問を諸々確認した。エポスカード付帯の海外傷害旅行保険の三井住友海上さん、めちゃ対応丁寧でしたよ。

マルタ人住宅,家

リラックス&パソコンを使う時に使用する定位置のソファ。

昨日食べて美味しかったスペインのお菓子をまたもらい、紅茶と共に頂きながら電話をかけまくった。

国際電話料金、めちゃくちゃかかったと思う。

 

 

■病院へピルの確認

 

手術から最低2週間は飛行機に乗れない。となると、最短帰国可能な日は、手術日6/25から数えると7/9。

手持ちのピルは2日分足りない。

2日も服用が開くと、ピルの効果が薄れてしまう。

 

マルタでピルを買って飲むか、再診で帰国GOが出ていないため帰国日は未定だが、最短で帰れる日に懸け2日開くが、帰国後に不足日数分を含めて飲み始めるか。

何が一番よい方法か分からなかったため、ピルを処方してもらった日本の病院に電話で聞いてみた。

 

病院からの返答を結論から言うと、
「薬を持っていないなら飲めないため、そのまま休薬。帰国後に改めて診察し、新たなサイクルで服用を始める。」要は、そのままやりすごせというものだった。

「休薬期間があると、効果は薄れますよね?」の問いに対して、「それは仕方ないですね。」との返事。

今まで飲み続けてきたのがー!一からやり直しかい。

 

「海外で似た成分のピルを購入して飲むとかはできないのですか?」と代替案を尋ねるも、電話口の受付のお姉さんは、医師から言われた内容そのままを伝達するだけなので、一字一句違わず同じ内容を繰り返すだけで話にならない。

しかも、医師に確認をしに行き電話の保留が何度も&めちゃ長く「電話代がかかるので、確認後にかけ直して頂いていいですか?」と伝えると、「お客様からのお問い合わせに関しては、こちらからの電話代は負担しておりません。」の返事。

 

・・・

 

そっちが長時間待たせているのに?

こちらが困っている相談に、親身になってくれるわけでもなく、ただ事務的に処理をされたこともあって、むちゃくちゃ腹が立った。

この病院、絶対二度と行かんで!!心に誓った。

 

日本の病院はもうアテにしない。マルタにいる日本人看護師の方に相談して、マルタでピルを購入して対処できないか確認してみることにした。

 

 

■カタール航空キャンセル

 

7/4帰国便のキャンセル。

パソコンから行った。予約確認画面でキャンセルを押すだけ、簡単だった。

AirMaltaエアマルタのキャンセルは、電話(メールもOK)をしたが、ネットでボタンぽちっだけで済むのが一番ありがたい。

 

わずかだが、払戻し額があった。

帰国便のキャンセルだからといって、半額が戻ってくるわけではない。

払戻し額は、5,440円。

カタール航空キャンセル

往復フライト代74,800円から、往路便運賃71,200円と払戻し手数料3,600円を引いた額。

 

往路便だけでほとんど使われてるんやね…。

払戻しがあっただけでも喜ぶべきか。

 

 

■夕食時、ギリシャからの風

 

ステイ先では、私も留学生と同じ扱い。

朝食は、テーブルに置かれた簡易的な朝食の食パン、ジャム、ヌテッラ、バター、コーヒーor紅茶を好きに食べるor自分で調達。

 

この日は何を食べたのか写真がない。

恐らく、近所で買ったオレンジジュース、ヨーグルト、フルーツぐらいか。

 


▼昼ごはん

昨日やってきた留学生のKちゃんと、スペイン人親子は学校のため、昼食はホストと二人。

マルタ療養生活の食事

昨晩の残り物。野菜炒め、クスクス、サラダにヤギのチーズと、キニー。

マルタ療養生活の食事

 


▼夜ごはん

ジェノベーゼのペンネ

マルタ療養生活の食事

絶妙な味のジェノバソースに、ドライトマトとナッツまで入って食感もよかった。

ホストの料理は、どれも美味しく、特にパスタが絶品。

 

マルタのレストランでパスタを食べると、お店や味の種類によって、美味い・まずいの差が激しいように思う。

もう少し塩味薄いほうが、油っこすぎる、クリームがtoo muchで最後まで完食できない、魚介類の臭みが消えていない…など。

特にジェノベーゼは塩辛い味のお店もあり、注文する時は懸けだ。

 

が、ホストが作るパスタは、ピンポイントで味が整っている。

そのことを伝えると「パスタを茹でる時にすでに塩が入っている、さらにマルタの水で茹でる場合は、海水を濾過しているとはいえ少し塩分が含まれているから、味を仕上げる時は塩は少なくしなければならない。みんな入れすぎなのよ。」

なるほど、マルタのお店の塩入れすぎ&やりすぎ感を踏まえて、味付け用の塩は控えるとマルタではちょうどよくなる。

 


「今日はグリガールが吹いているわね。」

グリガールとは、ギリシャから吹いてくる風のことを指すらしい。

 

何度も聞き返したので、発音はグリガールで合っていると思う。

苦味を感じる時のような顔をして、下を巻いて発音する(どんなだ)。

 

初夏に、アフリカから地中海へ向けて吹いてくる熱風「シロッコ」は聞いたことがあったが「グリガール」は初めて。

 

国境を超え、海を渡り、周辺諸国からの風が吹いてくるとは。(日本でいうと、風ではないが黄砂か)さすが地中海のへそ、マルタ共和国。

グリガールと言われても「ふーん」としか反応できず、いつも海から拭き上げてくる風と変わらなく感じた。

長く住んでいると、風の違いを感じられるようになるのかな。

マルタで骨折

腕には手術時に付いた血が落とせず、まだ付着していた。

 

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