■絶品パスタ…!
2日後に帰国日が迫り、焦ってきた。
たっぷり時間はあったのに、ろくに動いていないことを今さら後悔。
あの時はあの時で、心が元気無く外に出たい気分でなかったのだが。
人間という生き物はほんと勝手だなぁ、と思う。
残り少ない時間を充実させようと、ランチを食べに出かけた。
この同時期に留学中だった方が、FBでアップしていた超美味しそうなパスタを目当てに。
行ったのは、セントジュリアンにあるOne Portomaso。
▼One Portomaso(レストラン/セントジュリアン)
Vjal Portomaso San Ġiljan, PTM 0001 マルタ
FBにアップしていた方とは、この前年2018年12月の取材旅で出会った。
スリーマにあるレストランil Merillを取材中に。
私は出てきた料理が美味しそうなうちに、必至でバシバシ写真を撮っていた中、後からきたその方は、偶然私の隣に席を通され食事中。
撮影後、オーナーから食事の説明を聞いた後、私も食事を食べ始めた。
一人で来ていたその男性は、見るからアジア人なのだが、黙々と一人で食べていた様子から、日本人ではなさそう…となんとなく勝手な思い込んでいた。
しばらく経ってから「何かの取材ですか?」と話しかけられた。
「日本人の方だったんですか!?」と驚いた。
なんせ、大通りから入った、小さな路地にある目立たないお店。
席数も少なくこじんまりした家族経営で、宣伝なども一切なし。
よって知る人ぞ知る味の良い名店、こんなお店を見つけてくるなんて珍しい。
隣の席で、色々と話を聞いた。
1年の長期で留学に来ていること、今住んでいる場所や学校のこと、実は覆面の有名グルメブロガーさんだということ…!が分かった。
あぁ、だからか…こんなお店まで見つけて辿り着けるとはさすが!と納得。
お店を見つけた私の舌もなかなかなものだ!と逆に自信を持たせて頂いた。
そんな肥えた舌を持つグルメな方が、美味しかった!と絶賛していたパスタ、かなり期待できる。
私はマルタで「うん!これは最高だ!」と心底満足なパスタは、実はそんな
にまだ食べたことが無い。Zero Sei以外は。
頼んだのは、トリュフのタリアテッレ。
FBで見たのは実はこれではなく、ブッラータチーズがまるごと乗ったパスタ。それが食べたかったのだが、日替わりで今日のメニューには無いという。
あと2日で帰国する猶予がない私は食い下がった。
「FBで私の友人がとても美味しいと絶賛していた。ぜひこれを食べたくて来たので、今日の日替わりでなかったとしても、も材料があるなら作って頂けると嬉しい。どうにか作れないですか?」
とFBの写真まで見せて攻めてみた。
すると、材料自体がないので今日は無理という…。ブッラータチーズがなかったのかな、仕方ない。
またマルタの塩っ辛い味なのかなぁ〜と内心ドキドキしながら、トリュフのタリアテッレを一口食べる。
うん、うまい!ぱくぱくと口に運んだ。
ずっと食べていると、塩っ気を強く感じ始めるが、上に乗ったきゅうりとチーズを食べると口の中がマイルドになり良い箸休めとなって、またパスタを口に運ぼうと思える。ぺろりと完食した。
最後まで食べきれないことも少なくないマルタのパスタ。塩っ辛すぎ、油こってり過ぎ、量多すぎ…など。
トリュフで塩気の多さを心配したが、絶妙な味加減で残すことなく食べきった。
これはまた食べたいと思えるほど。
店内は席数多く広々、天井も高く、大きな窓からは海は見えないけれど青空が広がります。
セントジュリアンの一等地・ポルトマッソとあって、ソファ席が高級感漂う雰囲気。
しかし金額は馬鹿高くない。ゆったり優雅な気分でランチするには良いところをおかげで見つけました。
■滞在最後の映画
食後のコーヒーは別のお店で、と10分ほど歩いてLot Sixty One Coffee Roastersのセントジュリアン店で。
ガイドブックではヴァレッタ店を掲載しています。
セントジュリアン店は路面店ではなく、Part Towersというスーパーマーケット内に入っています。
▼Lot Sixty One Coffee Roasters(カフェ/セントジュリアン)
Triq Mikiel Ang Borg, San Ġiljan, マルタ
フード類が充実しているのは、ヴァレッタと変わらない。
このチョコパウンド、食欲そそるなぁ。
パスタ完食しちゃったから胃に余裕なく、アイスカフェオレのみで。
この数日とても暑かった。そういやホットドリンクをしばらく飲んでいない。
スーパー内は、洒落た感じのフードコートもあり、気軽に利用しやすいです。
トイレは、このフードコート内を突っ切った奥にあります。
暑さを覚悟で再度太陽の下を歩く。16時からの映画「Rocket Man」を観るために。
滞在中に観た映画は4本。
観た中では「Rocket Man」が1番よかったなぁ。
タロン・エガートンくん、Kingsman以外で良い俳優さんになったね、と言われる作品になるんじゃないかな、と思うほど。
療養にしたことと言えば、酒を飲む、美味しいご飯を食べる、映画を観る。
中でも映画は、英語のリスニングの練習にもなり、よいアクティビティだった。
▼Eden Cinemas(映画館/セントジュリアン)
Triq Santu Wistin San Ġiljan STJ, 3310 マルタ
■食後のルーティンワーク、ラスト
▼夜ごはん
トマトとジュベイナ(山羊のチーズ)のバジルソースのニョッキ
昼も夜もパスタかぶりだった。
しかし、ニョッキだし、ソースの味も違うし、何より美味しいから全然食べられるし、またKちゃんと共に山盛りおかわりしてしまった。
マルタで食べるパスタは、どのレストランよりホストのパスタが1番美味しいかも!
食後、Kちゃんと「行きますかっ!」と、出かけるのが定番になってしまった。
今夜も徘徊。
たまには違うお店に行こうと、Kちゃんがまだ行ったことないアイリッシュパブThe Dublinerへ。
私はマグナーズを、Kちゃんはカプチーノを飲んだ。
語学学校での様子や、仲良くなったスイス人の子と、お互い別れが近づいているので寂しいと泣きあったことなどを聞いた。
うんうん、3週間という短い滞在でも、そうやって惜しみあえる素敵な友達ができてよかったね!
▼The Dubliner(アイリッシュパブ/セントジュリアン)
Triq Borg Gorg Olivier, San Giljan, マルタ
昨日クレープを食べたお店Zwiitへ再び。
実は昨日Kちゃんは、クレープでなくワッフルが食べたくて入った。
ここのワッフルは通常のワッフルと違い、屋台で売っている丸いぽこぽこした東京カステラのようなもの。
「今日は作れる人間が帰ってしまって作れない」と昨日断られたのだ。
このお店特有のワッフルでウリな商品なのに、作れる人帰ったてどういうことや!他に作れる子も用意しときや!と思ったのだが。そんな緩さがマルタだからしょうがない。
滞在残り2日だし、リベンジしたい!ということで、昨日より早めの時間に入ると、ワッフル職人がまだ勤務中で頼むことができた!
Kちゃんは念願の丸いぽこぽこワッフルに、チョコソース、バナナチップ、ストロベリーアイス。
このお店はチュロスもウリ。私はチュロスにチョコソース、ピスタチオ、ホイップクリーム。
ワッフル、チュロス、昨日のクレープといい、このお店はトッピングが自分で色々と選べるのが楽しい。
明日はKちゃんも滞在最後で友達とお別れ会。お互い、パッキングもしなきゃだし、一緒にお酒を飲んだり甘いものを食べ歩いたりも今日で最後。
食べたいものも食べられたし、これで心置きなく帰れるね!
よく飲んで、よく食べました!
▼Zwiit(ワッフル・チュロス・クレープ、カフェ/スリーマ)
270, Zwiit, Churros Home Tower Road Sliema, SLM 1600 マルタ